03. L'ALBA DEI MORTI VIVENTI (Simonetti-Marangolo-Morante-Pignatelli) 4:58
78年「ゾンビ」のサントラ1曲目。映画タイトルとは異なる曲名だが、フィルムのオープニングを飾る実質上のテーマ曲(USカットのオープニングは"Alternate Take")。ヘヴィネスなアンサンブルはもとより、イントロとエンディングをギターで締め括る構成もスタジオ盤"Dario Argento Tribute"に同じ。早弾きも飛び出すソロはブルーノ・プレヴィターリのギターならでは。それにしても、この曲の前後に歓声が入ると云うのも俄かには信じられないような感じ。マジで嬉しい。 |
04. DEMON (Claudio Simonetti) 5:19
85年「デモンズ」のテーマ。リヴァーブ全開のイントロ+沸き上がる歓声は鳥肌モノ。アンサンブルの骨子はもとより、弦楽セクションがジョイントするパートも前作のスタジオ盤に同じだが、やはりこれはライヴならではのミックス。各パートそれぞれの臨場感は前作のスタジオ録音とは全くの別モノ。 |
05. INFERNO (Keith Emerson) 1:44
80年「インフェルノ」のテーマ。作曲はキース・エマーソン。前作のスタジオ録音と寸分違わぬパフォーマンスながらも、終盤でのカウンターリフレインはこちらの方が好バランス。と云うより、弦楽セクションを際立たせるミキシングは、キースの原曲の印象にも近い。カウンターの木管が殆ど聴こえないバランスも前作のスタジオ録音とはやや異なる点。 |
06. MATER TENEBRARUM (Keith Emerson) 3:17
80年「インフェルノ」の挿入曲。作曲はキース・エマーソン。クワイヤを従えるキースがハモンドをプレイするPVも存在する著名曲。スタジオ版とは異なるイントロの鍵盤リフや、木管パートに挿入される鍵盤リフなどを除けば、前作のスタジオ録音にもほぼ等しい内容。ただ、ギターのソリッドなサウンドもそのまま活かされる中、終盤のクワイヤ+チャーチオルガンのパートも原曲のイメージに近かった前作の録音と、音色の設定も総じてライヴ的なこちらの録音ではそれぞれのイメージも当たり前のように異なる。要はそれぞれに楽しめると云う事なのかも。2度のカウントを挿入するエンディングはライヴならではの切れ味。 |
07. OPERA (Claudio Simonetti) 4:36
87年「オペラ座/血の喝采」のテーマ。これは同年度にリリースされたPVでもお馴染みの録音。MIDI制御されたイントロの鍵盤パートから前作とは異なる内容だが、何より面白かったのはギターソロでの微妙な違い。ディ・スターゾのソロを踏襲するブルーノ・プレヴィターリのソロは、あたかもコンペ等での課題曲を聴いているかのような感じだが、その実、超劇的なリフレインと化しているような名演のカヴァーには違和感も皆無。と云うよりこれは、ディ・スターゾのパフォーマンスにも向こうを張るプレヴィターリのポテンシャルを推し量るには格好の材料。とにかくあのピッキングハーモニクスは鳥肌モノ。プレヴィターリもかなり巧い。最終盤、スタジオ版では16分割だった音列をここでは8分割で纏めるシモネッティだが、この辺りの飽くなきスタンスはさすが。アンサンブルで幕を下ろす87年当時のオリジナルを含めれば、ここでのエンディングは3種類目のアレンジ。 |
08. Intro SUSPIRIA (Claudio Simonetti) 1:32
原曲「サスペリア」のヴォイシングを活かしたイントロダクション。移調感覚のコードワークが絶品。独立させた事にも頷ける満を持しての新ネタ。 |
09. SUSPIRIA (Simonetti-Marangolo-Morante-Pignatelli) 5:02
77年「サスペリア」のテーマ。ギターソロの後のクワイヤの3連リフを含むダイナミックなパートや、イントロでの弦楽器ブズキのディレイ処理など前作の新ネタもそのまま再現する1曲。イントロでのシンバルワークの手数の多さはライヴならではだが、やはり、ディ・スターゾとプレヴィターリのギターソロを比較出来る辺りが何より楽しい。 |
10. PHENOMENA (Claudio Simonetti) 5:08
85年「フェノミナ」のテーマ。前作のスタジオ版と同様、管弦セクションを要所に配する貴重なパフォーマンス。7曲目の"Opera"終演後、"Movie Strings Orchestra"とギタリストのプレヴィターリが紹介されていた辺りから察すれば、一連の管弦トラックもオーヴァーダブではなかった事になるが、そんな全てのギグでは実現出来なかったと思われる管弦セクションとのジョイントは"Opera"のように映像でも見たかった所。 |
11. LA SINDROME DI STENDHAL THEME (Ennio Morricone) 5:31
96年「スタンダール・シンドローム」のテーマ。作曲はエンニオ・モリコーネ。前作のスタジオ録音では直線的な鍵盤ストリングスが絶大なインパクトだった中、ここではやや影を潜めた感もあるが、各インストのソロ中心の内容では当然の話。これは長丁場のセットリストの中でも一つのピークに位置する超目玉の1曲。ハモンド+ギターのロングサイズのソロはもとより、終盤ではタイコの見せ場も登場。バスドラのコンビネーションも相変わらず凄い。それにしてもこの曲のインパクトは絶大。 |
12. TENEBRE (Simonetti-Morante-Pignatelli) 5:52
82年「シャドー」のテーマ。これは前作のスタジオ録音をソックリ再現する1曲。アルジェントのナレーションから矢野顕子さんのようなアンニュイなソプラノも全て登場。それにしても、前作のようなスタジオ録音ならまだしも、このライヴでの6分にも迫るロングサイズのナンバーにしてインプロのパートが皆無と云うもかなり凄い。ついては、終盤でようやく登場するテーマの衝撃もひとしおと云う流れ。これは正に82年のサントラB面そのままの雰囲気。 |
13. SCHOOL AT NIGHT (Giorgio Gaslini) 0:49
75年"PROFONDO ROSSO"(aka「サスペリアPART2」)の挿入曲。作曲はジョルジョ・ガスリーニ。チビっ子のララバイとミュージック・ボックスによる完全デュオだった前作だが、ここではタイコのシンバルワークもジョイント。観客の奇声も聞こえる。と云うか、このタイトルで奇声を上げるお客ってのも相当のマニア。 |
14. MAD PUPPET (Simonetti-Martino-Morante-Pignatelli) 3:25
75年"PROFONDO ROSSO"(aka「サスペリアPART2」)の挿入曲。リリースから25年目にしてようやく中身のあるブルースとなった前作だが、ここでのソロの内容も当たり前のように全くの別モノ。前作では9thや7thのコードワークに終始していたシモネッティも、ここではトニック4小節分のソロを披露。それにしても、1コーラスの途中でソロを渡してしまえると云うのも鋼のようなプロ根性に他ならないのかも。 |
15. Intro PROFONDO ROSSO (Claudio Simonetti) 0:46
鍵盤クワイヤとタイコの即興的なイントロダクション。シークエンスとモノシンセが切り込む中、そのままメインの楽曲に突入。 |
16. PROFONDO ROSSO (Simonetti-Martino-Morante-Pignatelli) 5:18
75年"PROFONDO ROSSO"(aka「サスペリアPART2」)のテーマ。前作スタジオ録音の名演を忠実に再現する1曲。弦楽セクションがジョイントする編成はもとより、あの劇的なギター+弦楽のリフレインまで全ての内容が同じだが、随所でのタイコのカウントや総じてリヴァーブ全開のサウンドはこのライヴならではの醍醐味。これは映像でも見たかった1曲。 |
17. SOSPIRI E SOSPIRI (Ennio Morricone) 4:42
98年「オペラ座の怪人(日本国内劇場未公開)」のテーマ。英語タイトルは"Sighs and Sighs"。作曲はエンニオ・モリコーネ。ギター+アコピ+弦楽セクションのコーラスリピートで幕を下ろした前作だが、ここではタイコとエレベが参加する劇的なコーラスを追加。と云うか、何度でも聴きたくなるこの曲、これでもまだ物足りないような感じ。とにかくこの曲のインパクトは絶大。数多くの名作で名曲の数々を生み出したモリコーネだが、このタイトルの原曲スコアはオムニバスベスト盤の収録も必至の1曲。ちなみにこのトラックの終演後、いきなり飛び出すハードなカデンツは、ステージそのものを締め括るパートで、云うまでもなくこの楽曲とは何ら関係のないサウンド。 |