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Original Title |
| SIMONETTI HORROR PROJECT |
| Japanese Title |
| none |
| Artist |
| SIMONETTI HORROR PROJECT |
| Release Year |
| 1991 |
| Personnel |
CLAUDIO SIMONETTI: Keyboards
GIACOMO CASTELLANO: Guitars
MAURIZIO COLORI: Bass
GIULIO SIRCI: Drums
featuring
LUCA CUCCHETTI: "The Mad D.J.'s" Scratcher
DR. FELIX: Rapper on "Profondo Rosso"
WALTER MARTINO: Drums on "Elucubration" and "Ozone Free"
ANDREA SIMONETTI: "baby" voice on "Profondo Rosso"
DAVID SION: Rapper on "Ozone Free" |
| Label(s) |
| Disco Magic (Italy) |
Produced by CLAUDIO SIMONETTI
Claudio Simonetti plays: Acoustic & Electric Piano, Emax II, Emu Proteus 1 & 2, Emulator III, Korg M1, Hammond B3, Kurzweil 1000, Mellotron & Minimoog MIDI, Oberheim Matrix 1000 & DPX1, Orla Master Keyboard, PPG Waveterm 2.3, Roland D550, Roland D10, Roland P300, Roland R8, Roland RD1000, Roland System 100, Roland TR808 & 909, Viscount Pipe Organ, Yamaha TG77
Recorded and Mixed at ACQUARIO STUDIO - ROME
Engineer: Giuseppe Ranieri |
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| Introduction |
| 映画音楽のキャリアで落ち着いていたようにも思えたシモネッティが、メタリックなメンツを従えて突如リリースした節目の1枚。後年のデモニアの布石となった作品には違いないが、実はハードなナンバーも、Craws, Suspiria, Tenebre, Profondo Rosso (Rock Live Version)の4曲だけ。半数以上のタイトルがシーケンサーやサンプラーを駆使するハウス系のアレンジだったりする。何れにせよ、あのシモネッティが「バンド」活動に身を乗り出す中、その姉妹ソフトにVHS映像までが用意されたこの作品のリリースには大方のファンが驚かされたはず。ちなみに、93年に"Vivi Musica"レーベルからリリースされる"Music from DARIO ARGENTO'S HORROR MOVIES"は、本タイトルの曲順を並べ替えただけの再編集盤。 |
| "Easy Going"、"Capricorn"、"Kasso"など80年前後の欧米ポップ最前線での成功を知るファンには、ショルキーを背負うシモネッティのスタンドプレイにも違和感はなかったはずだが、そんな80年前後の才能豊かなキャリアを知らぬゴブリン筋のファンには、意表を突くパフォーマンスだった事も確かな所。要は、ゴブリン時代には披瀝される事もなかったハイレベルのスキルやオールラウンドな作曲/編曲センスを集約する80年前後を知るファンには、如何なるアプローチにも対処出来る免疫が出来ていたと云う話。何れにせよ、往年のプログレがハードな路線に食われる中、そんな時勢に迎合するようなプロジェクトだったとは解釈して欲しくない所。本作のリリースは90年だが、ハード系のプログレが幅を利かせるのも92-93年の頃からなので。と云うかこれも、80年代ブリットファンクに影響を与えた元祖サウンドたる"KASSO"の頃をオーヴァーラップさせるような話。 |
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1. CRAWS (Claudio Simonetti) 3:09
原曲はシモネッティ版"OPERA"サントラの収録ナンバー。シークエンスの原曲と比較すれば、キレのあるタイコはもとより、ギターのリフもこちらの方が断然カッコイイ。取り分け、序盤で炸裂するスネアの32分割での2拍3連シンコペは鳥肌モノ。ちなみに、オペラのホールが騒然となるフィルムの終盤ではノーデン・ライトの"No Escape"が挿入されているが、このタイトルのこのヴァージョンが挿入されていればかなりイイ感じだったはず。 |
2. PROFONDO ROSSO (Simonetti-Morante-Pignatelli-Martino) 4:50
Dr. Felixをフィーチャーするラップヴァージョン。5/4拍子を4/4拍子に焼き直した"Mission Impossible"のようなハウス系のビート。4/4で纏めているために7/4拍子(AAEAADAACAGBBF)のモチーフは登場せず。と云うより、原曲から引用されているのも、実は8/4拍子のモチーフ(AAEAADAACAGBBFCF)だけ。チャーチオルガンのメロが登場する中盤のパートも一切登場しない。断末魔の絶叫をサンプリングしたフレーズや、"School at Night"の少女の歌声をプッシュする辺りは、テーマ曲の変奏と云うより、フィルムへの集大成的オマージュのような感じ。ちなみに"School at Night"の少女の声はアンドレア・シモネッティ。 |
3. SUSPIRIA (Simonetti-Marangolo-Morante-Pignatelli) 3:34
ゴブリン版の原曲ヴァリエーションとしても通用するテーマのルーティンは1分過ぎ辺りまで。以降は原曲のイメージを塗り替える大胆なアレンジ。と云うのも、4小節1セットで帰結するお馴染みのテーマモチーフに、2小節ワンセットでの劇的なトニックモーションが新たに加えられているため。2拍3連アクセントの原曲中盤のパートについては、新たなヴォイシングが付け加えられたギターソロのパートでリズムだけが引用される形でのアレンジ。今度は、ヴォイシングもそのままでの原曲の中盤パートにバリバリのメタルソロが乱入するようなヴァージョンも聴いてみたい所。 |
4. OZONE FREE (J.A. Smith-C. Simonetti) 4:40
エキゾチックな感性とキャッチャーなポップセンスが融合する中、メッセージ色も強い懐の深い1曲。具体的には、グルーヴィなビートにキャッチャーなメロが飛び出す中、中近東的なヴォイシングとラップ調のメッセージが交差する分厚い内容。中盤ではシモネッティのアコピのソロも登場。中近東的なパートに続くデイヴィッド・シオンのラップだが、その直後、テーマに移行する直前の6拍のブリッジは鳥肌モノ。ちなみにデイヴィッド・シオンと云う人物は、イタリア"Plastika"レーベルから"De Point Production"名義の共同作品をリリースしていたアーティスト。 |
5. ELUCUBRATION (Claudio Simonetti) 4:21
壮大なイメージの8ビートインスト。各パート4小節単位で移行する構成のために凡庸な印象も受けるが、これはかなりリッチな1曲。MIDI制御されたアコピのテーマが顔を出すまでの長丁場のイントロが全てを物語る。コーラス最後の16小節をメインのモチーフにするイントロだが、数種類の鍵盤はもとよりスクラッチも飛び出すサウンドはとにかくゴージャス。楽曲の方も、8小節のAメロから同一モチーフを移調しての8小節、サビのような12小節とBメロ的な8小節を経て最後の8小節に移行すると云う一筋縄では行かない構成。しかも、何れのパートも劇的だったりするが、何より、あたかも凡庸なインストのようにサクッと聴かせてしまう辺りが一流の凄味。朋友マルティーノが前曲"Ozone Free"に引き続きタイコで客演。 |
1. PHENOMENA (Claudio Simonetti) 4:24
サイバーテクノ的な16ビートアレンジ。サイバー的なミックスと云えば、96年にもリリースされるが、サイバー度ではこちらの方が上を行く。長丁場のイントロを経てテーマに突入する中、シークエンスのリフレインが2コード繰り返しのアルペジオを代用する辺りも、中盤パートを割愛するテクノ系ではお馴染みのアプローチ。ソプラノやオルガンなど原曲の面影は残されているものの、これはかなり斬新な変奏。畑違いのようにも思えるスネアのアクセントも、何気にアカデミックな感じで面白い。 |
2. TENEBRE (Simonetti-Morante-Pignatelli) 3:51
遂に来たなと云う感じ。原曲そのままのヴォイシングとリズムを鍛え直したような気合の1曲。斬新な変奏が揃い踏みだった中、原曲のイメージを貫くのも1曲目の"Craws"以来。バリバリハードなサウンドながらもホッと一息と云う感じ。コーラス間でのクロマティックを駆け上がるパートは、後年のデモニア版でもお馴染みの新ネタ。それにしても微妙にショッキングだったのは、メジャートライアドで幕を下ろすエンディング。映画の公開当時には想像も出来ませんでした。 |
3. DEMON (Claudio Simonetti) 4:33
アルバムミックスを凌ぐグルーヴィなリズムトラックが真骨頂の1曲。新たなリフレインが大挙挿入される辺りもセルフカヴァーならではの内容。後年のデモニア版とも異なるオリジナル路線での出色のカヴァー。ただ、同じ路線でもこのヴァージョンでは映画にはリンクしなかったのかも。微妙な境界線を再認識させられる貴重な1曲。 |
4. PROFONDO ROSSO (Rock Live Version) (Simonetti-Morante-Pignatelli-Martino) 5:25
原曲そのままのアンサンブルに8ビートのアドリブパートをジョイントした1曲。テーマパートでの8分割ストリングスのバッキングや終盤のアドリブパートを除けば、ロックバンドが原曲を忠実にコピったような内容だが、それにしてもミニムーグのリフレインや中盤パートのパイプオルガンにかぶる男性クワイヤにはビックリ。バリバリハードなサウンドに対して整然とした拍手が送られる中、品行方正な客の顔しか想像出来ない辺りも面白い。最大の見せ場は、火を噴くギターとシモネッティのソロの交換。出色のギターソロに正攻法で挑むシモネッティだが、これはマジで面白い。と云うか、この手のアプローチでギターと鍵盤が渡り合っているように聴こえるだけでも超絶に凄い。 |
5. OPERA (Claudio Simonetti) 2:25
87年の「オペラ座/血の喝采」製作の際、シモネッティがテーマ曲のイメージで提供したナンバー。ソプラノはペトラ・ミュラー女史。リリカルなメロとアルペジオがアカデミックな転調の中で炸裂。移調する後半の展開も出色。エンドクレジットで使用される他、劇中では、舞台監督の惨殺現場から街に彷徨い出るヒロインの姿を描くシーンで登場。シモネッティ版のサントラに収録されたトラックと同一のヴァージョン。 |
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