1. MA CHE FREDDO FA (With a little love) (Mattone-Migliacci-Stellman) 3:40
1969年のステージでデビューを飾った"Nada"のエントリー曲。恐らくは、タイトルを連呼するリフレインが誰しもの記憶に残る著名なナンバー。原曲の方のアレンジまでは覚えていないが、ここではラテンスタイルの4/4。各種鍵盤とタイコのシークエンス+パーカス+ヴォーカル+クワイヤ+エレベと云うパート編成。取り分け強烈だったのは鍵盤のヴィヴィッドなサウンド。終盤ではゴブリンのソロも登場。ちなみに"Nada"と云えば、ゴブリンのメンツも複数参加した後年のアルバムでもファンの間では有名なアーティスト。 |
2. E SE DOMANI (If you should leave me) (C.A. Rossi-Calabrese/Altman-Stellman) 2:32
1965年、イタロポップの女王ミーナ(Mina)のエントリーナンバー。クラウディオの父親エンリコ・シモネッティ(Enrico Simonetti)とミーナが競演するモノクロのPVでも知られる著名な曲。ちなみに、ミーナが進行役を務めるTVショーの映像は、エンリコの音楽センスとエンタメセンスが大いに満喫出来る。この"E Se Domani"の場合、ポップ、バロック、ディキシーランドなどなどさまざまなアレンジが矢継ぎ早に登場する中、その度に趣向を凝らしたエンリコの扮装も楽しめると云う内容。かなり笑える。
エンリコの子息クラウディオが手掛けたこのトラックは、いわゆるインストでボサでのアレンジ。シークエンスのタイコをバックにシンセがメロを奏でるソフトなパフォーマンスだが、随所に登場するヴォコーダーでの味付けや波音のSEなどが実に効果的。ハモンドのスケール早弾きをフィーチャーするイントロも面白い。 |
3. ANCORA (I'm sorry) (Mattone-Migliacci/Oldy) 3:30
1981年、エドゥアルド・デ・クレスチェンツォ(Eduardo De Crescenzo)のエントリー曲。80年代を代表するイタロスタンダード。これは70年代のポップをリアルタイムで体験出来なかった世代にもさまざまなカヴァーでお馴染みのはず。女性クワイヤのユニゾンを挟むリリカルなエレピによる1コーラス目、女性ソリストが登場する2コーラス目と云う構成。スローな8ビートシャフルによるアレンジ。終盤ではギターソロも登場。 |
4. COME SINFONIA (Dream world) (Donaggio/Don Kirkpatrick) 2:24
1961年、ピノ・ドナジオ(Pino Donaggio)のエントリー曲。今ではイタリアを代表するコンポーザーのドナジオだが、そもそものキャリアの始まりは、サンレモにエントリーしたこのナンバーで入賞を果たした事。ここでのシモネッティのアレンジは、エレベとシンセがメロを交換する1コーラス目、シモネッティのソロをフィーチャーする2コーラス目と云う内容。情感豊かなインストヴァージョン。スローな8ビート。 |
5. MONTAGNE VERDI (Let me help) (G. Bella-Bigazzi/Fishman) 3:13
1972年、マルチェラ・ベラ(Marcella Bella)のエントリー曲。スローな16ビートでしっとり聞かせる原曲(邦題「青い山脈」)だが、ここでは8ビートの軽快なアレンジ。女性ヴォーカルは、マルチェラ・ベラのような歌声。切ない想いを吐露するかのようなメロは、当時の日本のフォーク系アーティストにも影響をもたらしていたのかも。 |
6. DIO COME TI AMO (Oh how much I love you) (Modugno/Vance-Pockriss) 3:10
アルバムのトリは、ジリオラ・チンクエッティが優勝を飾った1966年のエントリーナンバー。同年度のチンクエッティ主演映画「愛は限りなく」のテーマ曲。情感豊かでドラマティックなバラードの原曲だが、ここではコンチネンタルタンゴのインスト版にアレンジ。と云うか、そもそもその筋にも相応しい歌曲だった事を証明する1曲。ここでのアレンジでは、イントロやコーラス間での6連フレーズが出色。ちなみにこの曲のAメロのパートは、ジェリー・ゴールドスミスが後年手掛ける「氷の微笑」のテーマスコアにソックリ。 |
|