01. UN'OMBRA NELL'OMBRA (Main Titles) 2:28
鍵盤+エレベ+タイコによる3/4のメインテーマ。イントロ8小節、Aメロ8小節、Bメロ8小節、タイコだけのブリッジ4小節(4小節目は2/4)、サビ的なCメロ8小節、流麗なDメロ12小節、ブリッジ2小節で1コーラスと云う構成。続く2コーラス目は、イントロのパート8小節、Aメロ8小節、Bメロ8小節、そしてAメロのリピート5小節目でいきなりフェルマータと云う斬新な構成。
基本4分割のトップノートを3連のアルペジオにするメロは、手っ取り早く云えばサスペリアのような感じ。イントロやブリッジを除けば、4つのメロのパートを抱えるコーラスだが、このサイズの小曲では何気にゴージャス。クラフトワークのようなサウンド+ポリリズム的なギミック風イントロも面白いが、鍵盤ストリングスがジョイントするDメロ12小節がすこぶる素晴らしい。
ちなみにエレベのサウンドは、当時のピニャテッリそのもの。タイコのハットワークもマランゴーロのそれだが、与えられたスコアを極力忠実に演っているような感じ。と云うか、そもそもこれは公式テイクとも思えぬような録音。微妙なバランスのミキシングはもとより、ブリッジのパートでは穴が開いているような印象も受ける楽曲の方も未完成だったような気が。アカデミックな名曲には違いないんだけど。 |
02. DEVIL DANCE 1:24
鍵盤+ギター+エレベ+タイコ+パーカスによるアップテンポの3/4。「悪魔の踊り」と云うより、バリバリ洗練されたアーバンな1曲。タイコも抜群の切れ味。Aメロのリピート以降、1コーラス目の途中で終わるようなエンディングだが、これもラッシュを想定するスコアならではのサイズ。 |
03. FOUR WOMEN FOR "HIM" 2:22
メインテーマの変奏。アンサンブルの編成はそのままだが、シンバルワークのみのタイコに代わりエフェクト処理されたマリンバ系の音色がリズムの中心。ちなみにCDのインサーツによれば、"Him"と云うのは「悪魔」を指すとの事。 |
04. DARIA AND CARLOTTA 2:16
スリリングな8ビートのスローインスト。フランジャー掛かった全音符タイの鍵盤+エレベ+ギター+タイコ+グロッケンと云う編成。スラッピーなギターとエキゾチックな音階のパーカスが面白い1曲。ちなみにタイトルの「ダリアとカルロッタ」と云うキャラは、アン・ヘイウッド(Carlotta)とララ・ウェンデル(Daria)が演じる母娘の事。 |
05. THE DOLL 1:19
全音符のストリングス系音色+2声のエレピが織り成すペーソスたっぷりの1曲。終盤ではパーカスの乱れ打ちも登場。 |
06. ELENA & EVIL LESSON 2:25
4曲目の変奏。と云うより、4曲目の冒頭モチーフだけで1トラックにしてしまったような1曲。インストの編成も調性も4曲目の前半パートに全く同じ。唯一の違いは、前曲"The Doll"のテーマが飛び出す辺り。ちなみにタイトルのエレナと云うキャラは、ヴァレンティナ・コルテーゼ演じる女性キャラの事。 |
07. RAFFAELLA 1:00
ポリシンセとパーカスが織り成すルーズなイメージのナンバーだが、これは列記とした16ビートのインスト。終盤ではパーカスのパラレルなパフォーマンスも参加。ちなみにタイトルのラッファエラと云うキャラは、あのイレーネ・パパス演じる女性キャラの事。 |
08. DARIA'S FATHER 2:07
4曲目がモチーフの6曲目をスリリングな16ビートで纏めた1曲。ダリアの父親と云うタイトルだが、恐らくこれはウエスト・ブキャナン演じる男性キャラの事。 |
09. CARLOTTA AND "THE PROFESSOR" 2:25
「カルロッタと教授」と云うタイトルながらも、チェレスタのテーマは4曲目の"Daria and Carlotta"ではなく7曲目の"Raffaella"と同一のモチーフ。中盤以降、高音域の金属音が登場するが、パーカス数種類のアンサンブルにに至る終盤では聴いているのも辛くなるほど耳に障る。タイトルのカルロッタと云う女性キャラについては先述の通り。一方の「教授」と云うキャラは、「丘 (1965)」「マッキントッシュの男 (1972)」「呪われた墓 (1973)」など日本でもお馴染みのイアン・バネン演じる男性キャラの事。 |
10. DEATH RITUALS 4:07
8曲目"Daria's Father"の8ビートヴァージョン。ついては、4曲目"Daria and Carlotta"や6曲目"Elena & Evil Lesson"と同一のモチーフ。ただ、6曲目に挿入される5曲目"The Doll"のメロは移調されているが、ここでは元々の5曲目の調性での登場。4分超のサイズだけに、一連の同一モチーフナンバーの中でも最もドラマティックな印象。 |
11. ALMARISA IS DEAD & DARIA PLAYS THE PIANO 2:05
4曲目"Daria and Carlotta"に7曲目"Raffaella"をジョイントさせる中、移調して1/2テンポにしたような1曲。アコピのつまみ弾きに変化する終盤だが、ついては「アルマリーザは死んでダリアはピアノをプレイする」と云うタイトルそのままの流れ。 |
12. GOOD VS. EVIL 2:21
4曲目"Daria and Carlotta"の序盤パートからストリングス系の鍵盤トラックを外したような1曲。チェレスタやグロッケンは大活躍。終盤では7曲目"Raffaella"系のモチーフも登場。 |
13. A STRANGE SYMBOL 2:10
4曲目がモチーフの6曲目を3連12割にしたヴァージョン。チェレスタ+グロッケン+鍵盤ストリングス+ギター(序盤のみ)+ベース+タイコと云うインストの編成や調性も6曲目に同じ。ただ、3連12割のビートは、偶数系のビートとは明らかに別モノの緊張感。 |
14. DEATHWATCH 1:54
4曲目"Daria and Carlotta"の冒頭モチーフを移調、6連のビートで纏めたような1曲。一連の同一モチーフに比べれば、ギターのアピール度がやや高いのかも。 |
15. DRAMATIC DECISION 3:24
4曲目と同一モチーフの前曲"Deathwatch"に7曲目の"Raffaella"をジョイント。エフェクト処理されたパーカスが面白い1曲。 |
16. THE HOUR OF INFERNAL GAME Pt.1 4:08
このトラックは貴重。4曲目"Daria and Carlotta"から再三登場する同一モチーフの集大成のようなナンバーだが、これはあの「ゾンビ」の1曲目"L'alba dei morti viventi"そのままの1曲。正に姉妹曲と云う感じ。ドラマティックな鍵盤のメロは当然別モノだが、エレベやタイコまでソックリそのままの雰囲気。お馴染みのBellTreeも登場する。 |
17. THE HOUR OF INFERNAL GAME Pt.2 3:11
これも前曲に負けず劣らず貴重な1曲。アルバム的に解釈すれば、5曲目"The Doll"の変奏に他ならないが、このタイトルも実は「ゾンビ」な1曲。"L'alba dei morti viventi"に続く今度は"Zombi"の姉妹曲。かなり似ている。と云うか、どちらの録音が先だったのかは判らないが、一方が参照にされていた事は明らか。 |
18. FINAL CONFRONTATION 3:16
4曲目"Daria and Carlotta"に始まる一連のモチーフ曲。16曲目で完結していたような気もする曲の並びを考慮すれば、ファイナルと云うタイトルも微妙だが、終盤では"The Doll"のテーマも登場する中、何れにせよ盛り上がる1曲。 |
19. EVIL'S TRIUMPH & END TITLES 4:15
この映画、タイトルから察すれば、悪魔が勝利を収める作品だったのかなと。楽曲の方は、またもや4曲目"Daria and Carlotta"に始まる一連のモチーフ曲。後半は、クロスフェイドする形で1曲目テーマをモチーフにする3曲目が登場。 |
20. DEATHWATCH (unused alternate version #1) (bonus track) 1:53
14曲目"Deathwatch"の別ヴァージョン。14曲目との違いは、5曲目"The Doll"のテーマが挿入される辺りや右チャネルのグロッケンのパートのパフォーマンスが異なる辺り。タイコが6連を刻まない辺りも大きく異なる。 |
21. GOOD VS. EVIL (unused alternate version) (bonus track) 4:30
タイトル上では12曲目"Good vs. Evil"の別ヴァージョン。ベースやタイコのユニゾンのリズムも異なるが、そもそも12曲目とは調性が異なる。7曲目"Raffaella"のテーマが登場する事や同一の調性を考慮すれば、15曲目"Dramatic Dicision"の別ヴァージョンと命名すべき1曲。 |
22. DEATHWATCH (unused alternate version #2) (bonus track) 1:09
14曲目"Deathwatch"の別ヴァージョン。"The Doll"のテーマの挿入+グロッケンの異なるパフォーマンスと云う違いは20曲目にも似ているが、その20曲目との違いは、グロッケンが3連のプレイに徹する辺り。 |