01. THE SHOCK (W. Martino) 4:10
スクリプトの雰囲気そのままのテーマ曲。お座なりの解説的表現で云えば「幽玄なメロトロンと攻撃的なドラムが織り成す衝撃のテーマ曲」と云う事にもなるが、実は最も面白い所と云えば、このシンプルかつ荒削りな構成&おどろおどろしい楽曲を屈強のメンツが真面目に演っている辺り。ただ、8分割3連カウントで裏表のアクセントを交互に繰り返すバッキングリフを筆頭に、ソリッドでカッコは良いものの間の取りにくいタイコのリフレイン、ミニムーグが鳴り響くテーマのパートでティンパニとのユニゾンを強要されるカッパのベース、雰囲気も読めぬかのように突如飛び出すメロトロンなどはマジで面白かったりもする。と云うより、否が応でも印象に残る事は確か。実際、公開当時のアナログ盤はかなりの回数をリピートしたので。
ちなみに、公開当時のアナログ盤ではマルティーノとされていた作曲者だが、完全版CDのクレジットでは、何とマルティーノの作曲とする記述とチェントファンティとの共作とする2通りの記述が。タイトル別のクレジットでは"W. Martino"、ノート欄では"Martino-Centofanti"とする作曲者だが、内容を考慮すれば、これも恐らくはマルティーノの単独作。各モチーフの気風の良すぎる展開はもとより、8分割3連シンコペのバッキングの仕掛けやティンパニとベースをユニゾンにしてしまうテーマのアレンジなど、これは打楽器奏者ならではのアプローチ。アラビア音階的なメロを含め、他のパートでもチェントファンティの関与はなかったように思えるのだが。 |
02. L'ALTALENA ROSSA (Martino-Centofanti) 1:31
アコギ3本によるメロウなギターインスト曲。でも作曲は、タイコのマルティーノと鍵盤のチェントファンティ。記憶によれば、木に吊り下げたブランコで親子が戯れるシーンなどで挿入されていた1曲。 |
03. medley: 4:51
(a) TRANSFERT I (W. Martino) 1:33
(b) HYPNOS (Centofanti) 1:58
(c) TRANSFERT II (W. Martino) 1:20
(a)は、残響処理が面白いマルティーノのタムタムソロ。(b)は、ポリシンセ+オルガンによるチェントファンティの鍵盤アンサンブル。終盤ではタイコも登場。(c)は、テーマ曲でもお馴染みの付点8分中心のティンパレスのリズムを背景に、2台のシンセとマルティーノのタイコが前衛的なソロを繰り広げる1曲。断言は出来ないが、(b)や(c)に登場する鍵盤パートの一部はグアリニかも。 |
04. LA BAIA (Centofanti) 2:21
さざ波のSEをフィーチャーするピアノソロ。叙情的な1曲。チェントファンティのピアノソロを楽しめるこれは貴重なトラック。絶品。 |
05. medley: 3:09
(a) LA CANTINA (Martino-Centofanti) 1:57
(b) THE SHOCK (Ripresa) (W. Martino) 1:12
(a)は、2台のシンセがピッチの異なる音程でルナティックなリフレインを奏でる中、お邪魔虫なもう1台のシンセが乱入する内容。(b)は、1曲目のテーマパートを編集で2回つなぎ合わせた内容。テーマ曲のリプライズがアルバム中盤で登場するのもおかしな感じだが、これはアナログ盤ではA面のトリを飾るトラックだったため。 |
06. medley: 3:43
(a) TEMA DI MARCO I (Martino-Centofanti) 1:07
(b) TEMA DI MARCO II (Martino-Cappa) 2:36
(a)は、5曲目(a)の"La cantina"の序盤にメロトロンを加えた内容。(b)は、8分割3連シンコペ(3/8+3/8+2/8)がゴキゲンな4/4拍子のスリリングなインスト。テーマ+ソロのペンニージはもとより、ベースのカッパもアルバムでは最高のアピール度。これは聴き応え充分の1曲。 |
07. L'INCUBO (Centofanti) 3:36
シンセ中心の鍵盤多重録音による前衛絵画のような1曲。チェントファンティの独壇場である事は確かだが、ここでもグアリニがジョイントしていたかも。 |
08. TRANSFERT III (W. Martino) 1:37
3曲目(c)と同様、テーマ曲でもお馴染みの付点8分中心のパーカス変奏曲。タムタム中心のパーカスだが、手数の多いパーカスのパートは打楽器/スティック共に不明。 |
09. IL FANTASMA SUONAL IL PIANO (W. Martino) 1:59
テーマ曲の変奏。アコピ+メロトロンのアンサンブル曲。ベースのリフレインが入る手前のメロトロンのパートをモチーフに新たな楽曲に仕上げた1曲。3/4拍子2小節+4/4拍子2小節でワンセットの循環する拍子が特徴的。劇中の序盤でも印象的だった1曲。 |
10. medley: 4:00
(a) TRANSFERT IV (Martino-Centofanti) 3:10
(b) TEMA DI MARCO II (Ripresa) (Martino-Cappa) 0:50
(a)は、テーマ曲イントロのベースのリフレイン+キモいスキャットのユニゾン中心のパートから、パーカッシヴなシンセ+笑い声に展開する内容。(b)は、6曲目(b)のシンコペのパートをアコピとリード系シンセのデュオで奏でる内容。 |
11. IL FANTASMA SUONAL IL PIANO (Alternate piano solo long version) (W. Martino) 2:50
ここから以下はCDに追加されたボーナストラック。サブタイトルの通り、これは9曲目からメロトロンを割愛したピアノソロによる長いヴァージョン。9曲目では途中で終わっていた2コーラス目をフルサイズでプレイする内容。 |
12. THE SHOCK (Alternate movie version) (W. Martino) 1:43
これは映画の冒頭で使用されたアブリッジサイズのテーマ曲。イントロから1コーラス目終了までを抜き出したサクッとしたサイズ。 |
13. TEMA DI MARCO (Alternate movie version) (Martino-Centofanti) 1:41
6曲目(a)の変奏。と云うか、劇中で使用されたのはこちらのヴァージョン。6曲目(a)との違いは、5曲目(a)の"La cantina"のリフレインが中盤からジョイントする中、終盤では"La cantina"のリフレインがソロになる辺り。 |
14. TRANSFERT IV (Alternate movie version) (Martino-Centofanti) 2:54
10曲目(a)の劇中使用ヴァージョン。10曲目では6曲目(b)とジョイントしていた中、ここでは6曲目(a)とジョイントする内容。終盤でいきなり登場するド迫力の鍵盤アンサンブルはアルバムでも初モノ。 |
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