1. GAMMA 2:24
テーマ曲。麻薬汚染の悲劇を描くフィルムそのままのペーソス全開の1曲。テナーによるテーマのメロは、日本人にも親しみやすい旋律。後年の「エーゲ海に捧ぐ」のテーマ曲のようなイントロも印象的。後のカヴァーとはインスト編成に違いはあるものの、ヴォイシングのイメージはそのまま。コーラス最後の手前で入るギターのリフは当代ならではのサウンド。ストリングスも大活躍。2分半足らずの短いサイズながらも超劇的な内容。75-76年のヒットチャートを"PROFONDO ROSSO"と競っていた話も有名。ちなみに76年1月のチャートでは"GAMMA"が4位で"PROFONDO ROSSO"が5位とトップ10内の上下をシモネッティ親子が占める場面も。 |
2. DRUG'S THEME 3:54
ミドルテンポのスリリングな8ビートナンバー。7インチ盤(1曲目)のカップリング曲。アルバム"PROFONDO ROSSO"でもお馴染みの音を鳴らすピニャテッリとモランテのユニゾンがこの曲のテーマ。そんなテーマはもとより、コーラス全体までの全てがテンション感覚で纏められた1曲。これは、モードに精通する人物ならではのプロフェッショナルな楽曲。2コーラス目のサビでは、モードにトライするシモネッティのエレピのソロも登場するが、この辺りのフィーリングは後年の"Blind Concert"(サスペリア)でもお馴染み。 |
3. OCEANO 3:37
ミドルテンポのメロウな8ビートナンバー。1曲目と同様にテーマ・サビ共にペーソス全開の泣きの1曲だが、先のテーマ曲とも似ているようで実は全く違う辺りがフツーに凄い。16分割3連シンコペのアコピのイントロ、エレピがテーマの1コーラス目、金管がテーマの2コーラス目と云う流れだが、ここでのエレピのオブリガードは出色。ストリングスのアレンジも超劇的。控え目なバランスで女性クワイヤもフィーチャーされる中、終盤でのソロになる辺りでは「宇宙戦艦ヤマト」のメロウな挿入曲を連想。 |
4. INVIDIA 3:07
ライドとリムが軽快なビートを刻むスリリングな1曲。これは60-70年代のフレンチポップスでもお馴染みの音。ローレンジのアコピをフィーチャーする挿入パートや仰々しい金管アンサンブルをフィーチャーするサビなどドラマティックな構成も楽しい。2コーラス目でのアコピのソロもイイ感じ。ストリングスのアレンジも相変わらず劇的。と云うか、編曲のスキルがとにかくアカデミック。 |
5. PAOLETTA 2:32
ユニークな音色のシンセ、エレピ、大ユニゾンが3コーラスそれぞれのテーマを奏でる明るいナンバー。束の間の休日を遊園地で過ごしているようなイメージ。とにかくヨーロッパ。他の地域もイメージ出来ないハッピーなサウンド。 |
6. MASCIA 2:45
ボサのアクセントを取り入れたアップテンポのポップなインスト。メロとバッキングではクラヴィをフィーチャー。2コーラス目ではエレピの長丁場のソロも。オブリガードのヴァイオリンも終盤ではソロを披露。ヴァイオリンと云えば、シモネッティとモランテが後年の「ゾンビ」で披露しているが、ついては、ここでのプレイはモランテだったのかも。 |