01. NOCTURNE 4:14
ジェームズ・ボンドのテーマを引き合いに出される事も多々あるナンバーだが、ノーマンのナンバーに似ているのはごくごく在り来たりのクリシェのモチーフだけ。このナンバー、007と云うより、ジェームズ・ボンドのテーマをパロッたマンハッタン・トランスファーの"Spies in the Night"のフォロワーとでも云うべきインスト曲。キメのユニゾンでは「ゾンビ」を連想。ヴォリューム奏法的な鍵盤のソロが印象的。 |
02. BASS THEME 3:23
タイトルの通り、ピニャテッリのフレットレスを真骨頂にするナンバー。劇中でも幾度となく登場する。ジャコを意識するプレイはなかんずく決まっているが、惜しむらくはタイコのマランゴーロが不参加だった事。 |
03. LANDING STRIP 3:02
4/4の2小節ワンセットのリフを繰り返すナンバー。アントニオの木管が心地良い。 |
04. HELYCOPTER 5:51
その名の通り、否が応でも印象に残るプロペラ音のSEだが、その実、劇中ではヘリのSEは一度も登場せず。と云うより、劇中でヘリコプターが登場するのも僅か1箇所だけ。曲の方は、そんなヘリのイメージとも全く無縁のバラードナンバー。前半はアコピのソロ、SEのブリッジに続く後半は、アントニオのソプラノとグアリニのデュオ。後半はまさしく、WRのステージでは定番だったザヴィヌルとショーターのデュオのようなイメージ。 |
05. EST 6:20
82年のオリジナルアルバム"VOLO"に収録されていたナンバーを焼き直したトラック。木管とフレットレスによるユニゾンのテーマ、リフのヴォイシング(コードの構成音)、モノシンセのオブリガードなど、"Heavy
Weather"当時のWRにインスパイアされていた事も明らかなナンバー。とにかく最初から最後までWRを髣髴とさせる。
"VOLO"収録のオリジナルとの違いは、一言で云えばアンプラグドのようなフィーリングでまとめられている辺り。リード系のモノフレーズやアタックの遅いバッキングなどオリジナルのようなシンセもフィーチャーされるが、オリジナルではシンセ系のサウンドでまとめていたアルペジオもここではクリアなギターやアコピでの落ち着いたプレイ。タイコに関しては、ワイヤブラシでのコンビネーションは基本同じながらも、プログラムされたカバサのようなパーカスのサウンドはこちらではフィーチャーされず。不明瞭なピッチの金属音系および鳥の鳴き声などSEをフィーチャーするイントロやリリカルなクライマックスのパートはこちらのアレンジでしか聞けないが、逆に、あの劇的なピニャテッリのリフレインをフィーチャーする中間部のパートはこちらでは聴けず。とどのつまりが一長一短での話。ついては、双方楽しむしかないという事なのかも。
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06. LANDING STRIP (reprise) 7:08
鍵盤の同一コードでの全音符タイが1分以上鳴らされる冒頭は、ある意味圧巻。ヴォイシングが変化した後も、耳に障るSE+全音符タイで開始から約3分が費やされるが、後に登場するテーマリフは、3曲目のリプライズと云うより、マイナー平行調+スローテンポでのヴァリエーションのようなイメージ。2小節ワンセットのリフの構成は同じだが、おおらかなイメージだった3曲目から一変、ヴォイシングからリズムにまで変奏が加えられたこちらでは緊張感に終始。手っ取り早く云えば、3曲目の裏テーマのようなトラック。 |
07. HELYCOPTER (reprise) 2:51
リプライズと云うより、リリカルな原曲のダイナミックなヴァリエーションとでも呼ぶべきトラック。劇中ではエンドクレジットで登場。但し、使用されるのは1分40秒辺りまで。中間の転調パートは劇中ではフィーチャーされず。全4巻のVHS各巻でも必ず耳にしていたこの曲、劇的なアレンジも功を奏してフツー以上に鮮明な記憶を残す。 |
08. NOCTURNE (take 1) 3:02
ここからがボーナス。これは3曲目"Landing Strip"のヴァリエーション。慌しい印象のキメのフレーズとアップテンポが原曲との違い。約3分間というサイズながらも、平行調らしき対極のイメージだった3曲目と6曲目の双方のエッセンスを織り込むアレンジが特徴的。 |
09. NOCTURNE (take 2) 2:35
ポリシンセ1台の幅広いレンジを駆使したイメージトラック。残り10秒程度の辺りで"Helycopter"のリフも顔を出す。 |
10. NOCTURNE (take 3) 4:06
耳に触るポリシンセの全音符とパーカッシヴなシークエンスフレーズで構成するイメージトラック。 |
11. NOCTURNE (take 4) 1:21
8曲目と同様、このトラックも"Landing Strip"のヴァリエーション。ヴォイシングは3曲目ではなく6曲目に同じ。 |
12. NOCTURNE (take 5) 1:53
11曲目と大差のない"Landing Strip"のヴァリエーションが突如カットアウトする中、2曲目の"Bass Theme"のアルペジオフレーズで幕を下ろすトラック。 |
13. NOCTURNE (take 6) 2:57
"Helycopter"のヴァリエーション。きらびやかなポリシンセとアコピによる鍵盤アンサンブル篇。 |
14. NOCTURNE (take 7) 1:41
"EST"のヴァリエーション。このトラックも、ポリシンセとアコピによる鍵盤アンサンブル篇。オバーハイムのようなシンセのモノフォニックなサウンドがザヴィヌルそっくり。 |