1. CONNEXION コネクション 3:30
付点2分のチャーチをバックにもう一台のオルガンがさり気なくうねる劇的なイントロは、オープニングトラックにも相応しいが、映画の方ではクライマックスでようやく登場。しかもその場面、安全牌かと思われた主要キャストが「サイクロプス」と云う名のブサイクなエイリアンに餌食になると云う予想も裏切るエグイシーン。LP盤のジャケットデザインにもなったあのシーンですね。ちなみに、エンドクレジットのテーマもこの曲。楽曲の方は、2台のオルガン(チャーチとハモンド)とシンセのシークエンス、クワイヤ音色のメロトロンが競演するリッチな鍵盤サウンドながらも、かなりスマートな印象。と云うより、メロらしきリフもなくコードワークだけで聞かせるテーマではアッサリとした印象なども当たり前。ただ、ピニャテッリとマランゴーロのコンビネーションで聞かせるモチーフは切れ味も抜群。終盤では堪えきれずにフィルってしまうマランゴーロのタイコも全編を通してカッコイイ。 |
2. WITHY ウィジー 3:19
8分割でリヴァーブ処理されたギターと立ち上がりの遅いモノシンセのサウンドが、疎外された空間を連想させるナンバー。そんなイメージの通り、劇中では、主要キャストの一人が火星での事件をフラッシュバックするシーンで登場。絶体絶命の危機に陥るヒロインの姿に火星での体験をオーヴァーラップさせるクライマックスでも登場。2コーラスをリピートして終わる楽曲だが、そのクライマックスのビックリカデンツは、NYに入港した謎の船舶を捜索するシーンでも断片的に使用される。 |
3. BIKINI ISLAND ビキニ島 3:49
本作の直前に手掛けた"BUIO OMEGA"のサントラトラック。ピニャテッリのフレットレスとマランゴーロのソリッドなタイコがゴキゲンな正統派のインスト。ヴォイスを被せるギターリフも出色。"BUIO OMEGA"の劇中では、ディスコ、と云うより踊れるパブのような店のBGMで登場するナンバーだが、そもそも、南米コロンビアを舞台にするこちらの映画の為に書き下ろされた曲だったのかも。ラテンと云うかカリビアンな感覚のこの曲が挿入される"BUIO OMEGA"のパブのシーンも、何気に不自然でしたしね。 |
4. FLOOD エイリアンの侵略 2:31
8分割のギターリフとモノシンセの4分割テーマリフは、2曲目「ウィジー」に同じ。ただ、どちらがどちらのヴァリエーションなのかは不明。劇中では、種から成長させた複数の「死の卵」をジャングルで発見するシーンで登場。"Flood"と云う曲名も、洪水のように溢れかえる「死の卵」を指していると思われるが、実際の劇中では、幾つかの卵が放置されていると云った感じで「洪水」と云うイメージには程遠い。ちなみに、火星から帰還した元宇宙飛行士のフラットをヒロインが訪ねる場面でも同一のモチーフ曲が挿入されるが、そちらは8分割のリフをギターの代わりにピアノが奏でるヴァージョンで、アルバムにも未収録。 |
5. PILLAGE 略奪 2:14
これも"BUIO OMEGA"のトラック。"BUIO OMEGA"の中では、ソリッドなアンサンブルがメチャイケの目玉的なナンバー。16分割でのアクセントの連打は、70〜80年代インスト系ではお馴染みのリフ。テーマとサビを2度繰り返して終演。"BUIO OMEGA"の劇中では、主人公と猟奇的なメイドが対決するクライマックスで登場。 |